#16久冨貴士

工学部エネルギー科学科 開成高校出身

 

先日の日大戦をもって引退しました、前主将の久冨です。
今この文を考えながら、意外に引退したことへの感情が薄いことに気づいて驚いています。
未練がないわけではないのですが、いざその時が来ると頭が引退を受け入れてしまっていました。
これからもアイスホッケーは続けますが、もう九州大学アイスホッケー部の部員ではないというのが少し寂しいです。
年が明けて現役の練習が始まったらよりその感情が強まりそうなので、しばらくは顔を出そうと思います。

なんだかこの一年はこれまでの人生で最も短かったように感じました。
昨年の七大戦やインカレもつい最近のことのような気がします。
この一年に限らず、自分がアイスホッケー部に入部したのもそれほど遠くない出来事のように感じられます。
大学生の四年間なんてあっという間ですね。
とはいえ、思い返すと色々ありました。
入部当初14人いた同期は4人まで減り、コロナで活動が不自由になり、パピオアイスアリーナは閉鎖され……
悪いことばかり思い出されますが、とても楽しい時間でした。
様々なものをこの四年間で得ることができ、アイスホッケー部に入部してとても良かったと思います。

心残りは、今年の2つの目標をいずれも達成できなかったことです。
現実的に不可能ではない目標設定をしたつもりでしたが、その目標に対しての努力が十分だったかというとそう言い切ることができません。
今更どうもこうもないのですが、まだ自分にはやれることがあったなと思い反省しています。
結果を出すことが応援してくださる方々に応える唯一の手段なので、努力を惜しむべきではありませんでした。
自分自身の練習に関してはなかなか頑張ったと思います。しかし自分だけ上手になったところで試合には勝てませんし、ホッケーその他問わずチームのために活動することがやはり重要です。
現役部員も何人かはこれを読んでいると思いますが、心に留めておいてください。


最後に、OB・OGの方々や応援してくださった皆様へ、心より感謝を申し上げます。
おかげさまで、4年間楽しく部活をすることができました。
本当にありがとうございました。
受けた恩を結果で返すことができなかったのが申し訳ありませんが、その分、今後は自分も九州大学アイスホッケー部を精一杯応援していきます。


#16 九州大学アイスホッケー部前主将 久冨